メンヘラ、双極性障害だった女が起業して誰かの役に立つかもしれないサイト

超絶ロックな彼氏が私色に染まっていくのが嫌になって、ロックな振り方をしたはなし。




ロックな彼氏

 

※若干、目に余る描写がございます。ご注意ください。

 

 

 

 

トミーガールの香水のにおいを嗅ぐと、あの時の気持ちがよみがえる。

 

 

 

 

どっかで歌っている、「ドルチェアンドガッパーナ」の香水のうたの一部始終が、

わたしにも起きていた。

 

 

 

 

かれは今思うと、メンヘラだんしだったのかもしれない。

 

 

 

 

というより、ヤンデレ。

 

 

 

 

わたしの恋愛経験は腐っているぐらい、いっぱいあったけど、でも覚えているのはほんの数人だけ。

 

 

 

 

その中でも、一番むきあってくれていたのが彼だったのかもしれない。

 

 

 

彼は、全身にタトゥーをほどこしていた。

 

 

 

でも彼曰く、タトゥーというと怒る。

 

 

 

「和彫りと機械をいっしょにしないでくれ。」

 

 

 

聞くと、三代目なんちゃらって人が丹精込めてほりあげたアートなのだという。

 

 

 

それと、ゼロゲージの穴が耳に空いていた。

 

 

 

それから、髪型はモヒカンの金髪だった。

 

 

 

長い所の毛をおろすと、肩につくぐらい。

 

 

 

昼間はヒップホッパーみたいなダボダボした格好だったけど、夜になるとその金髪を空の方に

伸ばし固めて、トゲトゲのついた皮のノンスリーブを着て、ネオンの中に消えていく。

 

 

 

彼は「サイコビリー」というジャンルの音楽をやっていて、そのネオンに消えていく背中には

コントラバスが担がれていた。

 

 

 

一度だけ彼の演奏をきいた事があるけど、とてもじゃないけど音楽性をみいだせなかった。

 

 

 

 

聞いてみるとわかるとおもうけど、ハードコアみたいな「あ¨ーー!!」といったたぐい声をだしながらバチバチ音のするやつ。

 

 

 

 

でも、彼の演奏はかっこよかったし、サイコビリーの原点の「ロカビリー」はメロウで好きだった。

 

 

 

そんな粋な彼だったけど彼はいつもわたしに肯定的にせっしてくれた。

 

 

 

「わたしは可愛くないから。」というと、

 

 

 

「花はかわいいよ。自信もって。」と言ってくれた。

 

 

 

そんな彼とセ〇クスしている時に、彼が遠くのほうに焦点をあてながら吐息交じりに言った。

 

 

 

「花、いいよ。めちゃくちゃにして?俺を・・おれを切り裂いて・・・。」

 

 

 

ことが終わったあとに、彼は必死にえんごしていた。

 

 

 

「ウソウソ、じょうだんだよ!!ごめんな、はな。」

 

 

 

ウソじゃないと思う。

 

 

 

あいかわらずわたしは気持ちよくないから、冷静に彼の顔をみれていた。

 

 

 

 

いつも頭が痛いと言っていたし、いつも寝ていたし、心霊現象になやまされていたし、

入れ墨をほるのとか、耳に巨大なあなを開けたいぐらい、自分をめちゃくちゃにしたかったんだとおもう。

 

 

 

わたしが当たり前に腕を切るように、

 

 

 

彼は当たり前に入れ墨をいれていたんだ。

 

 

 

そんな彼はわたしと付き合って、ヒップホップ界のステージに立つようになってしまった。

 

 

 

わたしの事を溺愛していたわけじゃないけど、

 

 

 

いつのまにか、ヒップホップのステージでマザファッカー!!と叫んでいた。

 

 

 

 

彼はあんなにもわたしに「さわるな!」と言って大切にしていたコントラバスをいとも簡単に捨ててしまった。

 

 

 

 

誰よりも同調圧力を嫌って、入れ墨を入れていたはずの彼が、わたしの色に染まってしまった。

 

 

 

あの、粋でだれにも縛られない、BURSTに載るような彼をわたしは愛していたのに。

 

 

 

壊れた彼にもう用事はなくて、彼がコントラバスを捨てたようにわたしも彼を捨てた。

ちょうど、付き合って半年がたとうとしていた。

 

 

 

今でもトミーの香水を嗅ぐと、あの誰にも染まってない、吐息交じりの「切り咲いて」と言っていた彼の瞳を思いだしてしまう。




 

メンがヘラったっていいじゃない

◆メンヘラ解決策。電子ガイドブック無料配布!!

スパムはしません!詳細については、プライバシーポリシーをご覧ください。

この記事を書いた人

コメントを残す